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弓の毛の話し

弓の毛は消耗品なので時期が来たら楽器店やヴァイオリン工房に持っていって張り替えてもらいます(5,000円~10,000円くらいです)。張り替え時期については非常に多くの説があり(笑)、どの説が正しいかは分からないのですが、要するに消耗して弾きにくくなったら張り替えます。
毛が減ってきたり、汚れて松ヤニが付きにくくなったりしたら張り替えましょう。使い方によって差がありますが半年~1年が目安です。
さて、弓を使うときはネジで毛を張りますが(使わないときは緩める)、どのくらい張ればよいかという質問をよくうけます。弓が適度な弾力を失うくらい張るのもまずいですし、弾くと毛が弓の木の部分に触れてしまうほど張らないのもまずいです。目安は『毛と木の隙間の一番狭い部分が木の幅と同じか少し広いくらい』です。

(ちなみに、弓の毛は馬の尻尾ですが、写真の人差し指に当たっている部分はクジラのヒゲが巻いてあります。ドラえもんの「もどりライト」の巻きに出てくるのはこの部分です。)

さて、つぎに松ヤニの話です。
松ヤニはチェロ用、ヴァイオリン用などありますが、必ずしもチェロ用を使わなければならないというわけではありません。低弦ほど粘りが強く、ヴァイオリン用のものはチェロ用のものよりサラサラした感じがします。好みのものを使いましょう。
ちなみに私は20年来ベルナルデルというのを使っています。一応ヴァイオリン用ですがプロのチェリストでこれを使っている人多い気がします。

塗るときは弓の根本から先まで一気に塗るのではなく、10cmくらいを往復させるように全体に塗ります。
 溝が出来ないように均一に塗ります。
どのくらいの頻度で塗るのがよいかもよく質問されますが、弾き方にもよりますが、2回に1回くらいがいいのではないでしょうか。松ヤニの粉が飛び散って楽器に付着するほど付けるのは付けすぎです。逆に毛に指で軽く触れて指にほとんど粉が付かないのであれば塗りが足りないです。
そして弾き終わった時は楽器を拭いて、弦に付いた松ヤニの粉も拭いて落としておきましょう。特に楽器に付いた松ヤニを放っておいて体積させると取れなくなるので、弾き終わった時は必ず拭いておきましょう。

追伸(2/17):弓の毛の張り替えは高い技術が必要です。上手な職人さんが張り替えると全ての毛がピンと揃っていて弾き心地もいいです。張り替えは信頼できるお店か工房に出すことをお薦めします。

【札幌の主なヴァイオリン工房】

(ヴァイオリン工房に直接持ち込む場合は事前に電話予約しましょう。)

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