今回は、初心者の方が中級コースへ進むために必要な「読譜力(楽譜を読む力)」を確認するための実力チェックです。
チェロは楽譜がまったく読めなくても始めることができます。しかし、楽譜がほとんど読めないままレッスンを続けていると、どこかで大きな壁にぶつかります。
その壁は「チェロが弾けない」のではなく、「楽譜が読めないために弾けない」というものです。
長年レッスンをしていて感じるのは、特に大人の方は子どものように自然に読譜力が身につくことが少ないということです。そのため、ある程度の段階で意識的に読譜の勉強をすることが上達への近道になります。
ただし、チェロのレッスン時間の中で読譜や音楽の基礎学習(ソルフェージュ)まで十分に行うことはなかなかできません。もし楽譜を読むことに不安や限界を感じ始めたら、ソルフェージュの学習を取り入れてみることをおすすめします。
大きな書店にはソルフェージュの教材がたくさん並んでいますし、YouTubeにも優れた学習動画が数多くあります。また、ご希望の方にはオンラインで学べるソルフェージュの先生をご紹介することもできます。3か月ほど学ぶだけでも、読譜力が大きく向上する方は少なくありません。
以下の問題は、私が「チェロ中級コースへ無理なく進むために必要な読譜力」を確認するために作成したものです。
とはいえ、難しい内容ではありません。小学校で学ぶ程度の基礎的な音楽知識があれば十分に解けるレベルですので、気軽に挑戦してみてください。
問題は全10問、制限時間は10分です。
ピアノやキーボードなど鍵盤楽器がある方は、ぜひ用意して取り組んでみてください。
それでは、スタートです!
【問1】
へ音記号は①〜③のうちどれですか。正解の肢を選んで下さい。
①
②
③ ![]()
【問2】
次の記号の読み方と意味をカッコにいれてください。
#( ) ♭( )
【問3】
ソの音から始まる音階は①〜③のうちどれですか?
①ハ長調の音階 ②ニ短調の音階 ③ト長調の音階
【問4】
4分音符が2つで何音符ですか?。
①8分音符 ②全音符 ③2分音符
【問5】
4分音符が4つで何音符ですか?
①2分音符 ②全音符 ③付点4分音符
【問5】
つぎのうち、ワルツはどれですか?。①〜③の中から選んで下さい。
①4分の4拍子 ②4分の3拍子 ③2分の2拍子
【問6】
ソの音はどれですか。①〜⑧の中からすべて選んで下さい。(※)へ音記号です。

【問7】
音程が上がっているのはどちらですか。①と②から選んで下さい。(再生後クリック音が4つ鳴った後に音程が鳴ります)
①
②
【問8】
音符にあわせて手を叩いて下さい(テンポは任意)。

【問9】
音符にあわせて手をたたいて下さい(テンポは任意)。

【問10】
つぎの楽譜を歌うか楽器(ピアノなど)で弾いてください。

答え
【問1】① (ちなみに②はハ音記号(テノール記号)、③はト音記号)
【問2】#(シャープ・半音上げる)、♭(フラット、半音下げる)
【問3】③
【問4】③
【問5】②
【問6】②と⑥
【問7】②
【問8】
【問9】
【問10】
今後の進め方
あくまで目安です。よく分からない方はお気軽にメール等でご相談下さい。
| 正解の数 | |
| 7〜10 | 中級に行っても困りません。 |
| 4〜6 | 市販の教材やYoutubeなどでざっくりと楽譜の読み方を復習するとよいと思います。 |
| 0〜3 | まずは市販の教材やYoutubeを利用して楽譜の読み方を学びましょう。もしくは、オンラインで完結するソルフェージュ(楽譜を読む勉強)の先生をご紹介することもできます(15分間のレッスンを週一で2〜3ヶ月学べばよいと思います)。検討してみて下さい。 |